第6回ワークショップ@宮崎県延岡市encross
宮崎県延岡市とカルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)が2018年に新設したばかりの地域のコミュニティ空間「延岡市駅前複合施設 エンクロス」。”市民活動でまちの中心に、にぎわいを創る”を目的に、毎月数十本のイベントを企画している。今回encrossより延岡のミュージックビデオを制作したいとお話を頂き、ワークショップ&撮影の2日間プログラムを実施した。
延岡駅と一体化しているencrossは超お洒落。
空間を自由に使った設計で何とも居心地のいい市民憩いの場となっている。
イベントスペースの他、大きな書店やスターバックス等色々と入っている。
3月2日(土)初日
encrossが開催する市民向け無料イベントの一環として、レペゼンLOCALワークショップでレペゼン延岡ラップを作ります。
子供から大人まで実に幅広い方々が集まってくれました。今回HPから問い合わせをくださった中林館長から冒頭のご挨拶。
撮影含む2日間のプログラムということで晋平太も気合い入ってます。
延岡市のみなさんはじめまして。
オープニングトークで参加者の子供たちと話してみる。優しく緊張をほぐしてあげる。
ちなみに、後ろで大きなカメラを構えているのは地元TV局、テレビ宮崎の報道カメラマン。
ワークショップの様子をこの日のUMKスーパーニュースで取り上げて頂きました。
お父さんと男の子の親子参加や、
お母さんと双子のかわいい姉妹も。
今日のワークショップは歴史の授業か!?
HipHop音楽の始まりと関係の深い、アメリカ史について触れながら晋平太が知的なレッスンからスタート。
南北戦争、黒人奴隷解放から1970年代のNYまでの歴史を振り返り、HipHopはメッセージを発信するものとレクチャー。
「1970年代ののアメリカってどんなイメージ?」
真剣に話を聞く参加者たち。
そして、「ラップとは何か?」。
ラップ=自分の言い分 なんです。
「一人一人がコミュニティを代表して、よくしていこう」
というのがラップだと僕は思ってます。
レペゼンマインドについても分かりやすくレクチャーが進みます。
晋平太の講義は決して一方通行ではない。
ラップを学ぼうとする参加者と常に双方向コミュニーケションをとる。
みんなの声を貰いながら進んでいきます。
前半戦、いよいよ自己紹介ラップの作り方です。
韻の踏み方から、晋平太メソッドを紹介していきます。
みんなの様子を伺いながら。
思い思いのリリックを書き綴っていきます。
やっぱり韻踏みが難しいか。悩みながらも、もくもくと自分と向き合う時間が始まります。
人生初のラップで自己紹介。どんな作品ができるか楽しみです。
中林館長も優しく見守ります。
実は今回のお話は半年程前に頂き、レペゼンLOCAL側とこの日の為に事前準備をいろいろとして頂きました。
まさにこの方無くしてイベント成り立たずです。今回何とか延岡MVを作りたいと熱いバイブスをこのイベントに注いでいます。
encrossカメラも市民で取り組むラップ作りの素敵な一枚を捉えています。
レペゼンLOCAL鈴木ディレクターも笑顔で映像撮影を楽しんでいます。
みんなの様子をチェックしながら話しかけて回って行きます。
悩む子供たちをフォローしてくれる地元ラッパーのMOYASHI the JAMMIN(通称MOYASHI)。
彼が後々今回のプロジェクトで大活躍してくれます。
MCネームも自分で考えていきます。2日間MCネームで互いを呼び合います。
今回から新たに導入したステッカースタイルのシートを使っていきます。
小さいお子さんはお母さんがMCネームを書いてくれます。
そして、いよいよ完成した自己紹介ラップを披露。
MIC(マイク)の持ち方決まってますね〜。一発目を飾ります。
初めてのラップを人前で披露するなんて緊張するかと思いますが、
どんどん続きます。
その後、次々にみんなラップをして自分が何者かを発信。結局参加者全員やりました。
レペゼンLOCALワークショップ初の全員実施です!!!延岡市熱い!!
こちらの男性は「見学だけなので参加はいいです」とワークショップ冒頭で見学者として観てたいだけとのことでしたが。
結果的に楽しくなってしまったようでがっつりラップしてくれました。こうやってどんどん参加が増えてくる感じが
オープンスペースのいいところですね。ちなみに鉄道についてREPしてくれていました。後々、延岡ラップでも歴史ネタなどたくさん披露してくれました。
子供たちと一緒にラップを披露するお母さんやお父さん。子供達はめちゃくちゃ恥ずかしそうでした(笑)
そして、しばし休憩時間をとったあと、後半戦のスタートです。
ここからは延岡ラップ作りに入りますが、今回地元ビートメーカーとしてトラックを作ってくれたJAZZ-Oが曲へ込めた思いをみんなに話してくれました。
MOYASHIも続きます。地元で活動する2人の多大な協力、レペゼンLOCALにとっては最高の出会いでした。
JAZZ-O 「ばんば踊りの音をつかいました」
晋平太「みんなばんば踊りの音ってわかった?」
みんな手を上げてくれました。
「ほとんどが知ってるね〜!」 ラップ作りスタートです。
晋平太「延岡はなにがあるの?」
鮎、イワシ、川魚、、、、
魚の名前がとにかくいっぱい。
延岡は魚が有名なんですね。海鮮がとにかく自慢で美味しいんです。
ちなみに、話題を変えてみても何度かまた魚が登場(笑)
魚ラップになっちゃうほどネタが豊富でした。
「他には、他には?」
歴史の話になり、誰かが言ってくれた千人殺しが晋平太的にヒット!
晋平太「やばくない千人殺し?!笑」
「崩れる石垣で千人は倒せると名を付けられた歴史遺産。千人殺しはいい殺しなんです。」
晋平太「風情だね〜」
西郷ドンや西南戦争の歴史、城山の鐘など地元ネタが掘れば掘る程でてくる。すごいですね延岡市。
始まって早々に出だしが完成。
その後も、
地元に根付く旭化成の存在感、
所属するマラソンアスリート、
市民の行く場所はイオン、でもそのイオンは最近の呼び方で年齢によってはジャスコの方が落ち着く、
大師様が見守る今山、
外しちゃいけないチキン南蛮。
みんなでブレストが進みます。
徐々に形になってきます。
今回はMVを作る事もあって、いつもより長めに
サビ4小節×2+バース16小節という超大作を計画。
わずか90分程度でその姿が見えてきました。
途中、ラップの練習しながらやっていきます。
晋平太のお手本を基に出来立てのリリックでラップしていきます。
晋平太がラップしやすいように、適切なワード選びで最後のブラッシュアップをしていきます。
そして、完成したリリックがこちら↓
レペゼンノベオカ by the people of Nobeoka in encross
鐘が鳴る鳴る 城山の鐘
幼かりし日 聞きし如くに
いつも鳴る鳴る 城山の鐘
ンヤーコラセ ンヤーコラセ
×2
ここは延岡 城下町
今も残りし 千人殺し
西郷どんの通り道
西南最後の激戦地
あれから時は経ち
旭化成は日本一
しのぎを削るアスリート達
スタミナ源は 海・山の幸
街の看板 ナンバーワン
自信満々のチキン南蛮
五ヶ瀬の川に仕掛ける鮎やな
大師様が見守る今山
けどやること無いし ヒマやなぁ
ジャスコ?エンクロス?海・山・川?
のべーっとしてても お節介
七万石のお接待
鐘が鳴る鳴る 城山の鐘
幼かりし日 聞きし如くに
いつも鳴る鳴る 城山の鐘
ンヤーコラセ ンヤーコラセ
×2
最後にencrossに集まった参加者のみなさんでパシャリ。1日目お疲れさまでした。
おまけ↓
encross中林館長の計らいで晋平太著書「フリースタイルラップの教科書」をたくさん置いて頂きました。
今回は遠路はるばる延岡まで来たのですから、サイン会も儲けました。
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